優しい仕上りがうれしい珪藻土壁材。せっかくDIYで壁を塗るのなら、もうひと工夫して個性的な仕上りにしたいところです。
例えば、より和風な仕上り感にしたい場合には、ワラや麻を混ぜ込んで練ってみるのはいかがですか? そのランダムな混ざり具合は絶対に再現できない一期一会の柄をつくりだし、自然素材の珪藻土壁材によりナチュラルなテイストを加えてくれます。
飾りの木枠などを壁につけてから壁材をうまく塗っていくと、洋風な飾り棚つきの壁ができあがります。家族の写真や模型、自慢の食器などを飾っても良いでしょう。
珪藻土壁材は乾くのに2日はかかる、ということでその間は待ち遠しい時間です。気持ちの余裕があるなら、もう少し遊んでみましょう。ガラスのおはじきやビー玉を埋め込んでも楽しいものです。
デザインタイルを合わせるのも素敵。木のたんすにタイルを貼って西洋風に仕上げたものが流行りましたが、壁とたんすを同じ系統のデザインタイルでコーディ ネートするのも良いですね。ちょっとスペイン風に、割ったカラータイルを埋めてみるのも、壁のすそ模様として面白いもの。
子供たちの小さな手形やあなたのかっこいいサインを入れたり、「壁が柔らかい」という貴重な時間を生かしてさまざまな工夫を考えることができます。また、図のような照明器具をつけて、配線を壁材でうまく覆ってしまうと風情のある間接照明が入ります。
壁じゃないところに壁材を使うというのも1案として付け加えておきましょう。
四角い板の四辺に板を打って枡のような枠をつくり、そこに珪藻土壁材を流し込んで表面を仕上げ、小物を置いたりしていくと、珪藻土のウォールパネルができあがります。図のようにいくつかの正方形を壁にかけてみると、模様替え自在の珪藻土壁ができあがります。
珪藻土リフォームの進め方