珪藻土の壁、塗り方は?(2)練習編

 

さて、いよいよ珪藻土壁材塗りましょう。でも、いきなり大きな壁を塗ろうとするとすごく勇気がいりますね。特に使い慣れないコテを使った塗り方は難しいものです。ちょっと練習しましょう。

用意するもの

・タライなどの練り容器 ・炊事用の凹凸スポンジ ・ハケやコテ
・練習用のベニヤ板やコンクリートパネル(コンパネ)があれば便利
・サンドペーパーがあれば、何かと便利


まず、タライやバケツに規定量の8割の水を入れます。そして、その中に壁材を入れて混ぜます。塗れる広さは厚さでずいぶん変わりますが、e- classy!でご用意している「珪藻土壁材」の場合、1ケースは畳2枚分を目安としています。必ず、水の中に壁材を入れること。逆にするとダマが残りや すくなります。さらに10~15分放置してから残りの水を加え、固さを調整していきます。

珪藻土壁材は乾燥によって硬化するので、水を混ぜてもきちんと密閉しておけば、すぐには固まりません。なので、実際に塗る数時間前あるいは前日に混ぜておけば「昨日のカレーがおいしい」ように、クリーミーで塗りやすい壁材になります。

タライは深いよりも広口のものが良いでしょう。慣れないうちは壁材をコテですくだけでも大変ですから。

さて、いよいよ練習開始。頑張って上手になりたいかたは、コンパネやベニヤ板で一度思い切ってコテを使ってみると良いでしょう。コテは図のように下から上へ、少し浮かせ気味に動かすこと。さっと塗って、自然な波形のコテ跡が出るようにできますか?

コテわざは難しいのが当り前ですから、一度炊事用のスポンジで塗り付けをする方法もおすすめ。水を加えて練った材料をスポンジにとって、塗りつけていきま す。全体を手早く塗ったら、炊事用スポンジのデコボコを使い、手を水平に動かして、ハケ跡のようなすじをつけて仕上げるのもおしゃれです。

スポンジでの塗り付けがうまくいったらそこにコテで模様だけつける、というのも失敗が少なくて良いかもしれません。

少し道具や素材の固さ柔らかさに慣れたら、いよいよ実際の壁に! まずは押入れの内壁など、目立たない箇所で練習して、トイレ、寝室、だんだん上手になったらリビングにと、作業していくとすごく上手になっていることでしょう。


珪藻土の壁、塗り方は?(3)塗る厚さ編
 

 

 

                    
コテ、仕上げヘラなどのご購入はこちら →