トイレがない!いざというときに持っておきたい携帯トイレの選び方
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こんにちは、イワモトです!
みなさんは災害に備えて防災グッズ、用意していますか?
防災備蓄については以前、一般社団法人 防災備蓄収納プランナー協会の長柴美恵さんから、以下のようなアドバイスをいただきました。
大切な家族を守るために最低限用意しておきたいモノは「水・食料」。絶対に忘れてはならないのが「トイレ」です。大規模災害が起きたときは一週間分以上の備蓄が必要と言われています。
身を守るために室内の耐震対策も必要です。夜を想定してライトやホイッスルも備えておきましょう。また避難中の貴重品が気になるところ。防犯対策も忘れずに日頃から管理をしておきましょう。
携帯トイレって、備蓄していますか?
実は私はここが盲点で、携帯トイレをまったく備蓄していなかったんです(・・;
普通にトイレが使えるときはほとんど意識しないことですが、ライトラインが止まってトイレが使えなくなったら・・・飲食と違って、長時間我慢できないですもんね。
今回は、防災グッズとしてどんな携帯トイレを用意しておけばいいのか、ご紹介していきますね。
必要なのは、本当に使える携帯トイレ
携帯トイレは「あれば安心」のお守りではありません。最近は携帯トイレの実証実験をしている動画などがインターネットでたくさん観ることができますが、これだけで大丈夫と思ってはいけません。というのも、そのほとんどが「水を吸収するか」の実験だからです。
携帯トイレによく使われているポリマー(高分子吸水樹脂)は、水の吸収はカンタンにできます。でも尿のように塩分を含んでいる場合、水ほどカンタンに吸収できません。だから、尿に近い生理食塩水で実験しないと意味がないんです。
「携帯ミニトイレ プルプル」で吸収実験
社内で実験してみました!
携帯ミニトイレ プルプルに500mlの生理食塩水を入れたところ、すぐにジェル状になり、1分もたたないうちに完全にジェル状になりました。
この状態でファスナーを閉じ、さらに別の袋に入れればバッチリです!
携帯トイレが漏れない秘密
尿が漏れない秘密は、携帯トイレに使われているポリマー(高分子吸水樹脂)にあります。
赤ちゃんのおむつやペット用シーツにも使われているので、何となく知っているという方も多いのではないでしょうか。
高分子吸水樹脂は、小さな粒です。この粒が水分を吸って固まる・・・というよりは、水分をポリマーの樹脂が覆ってジェル状にしているんです。もちろん水分を覆うのには限界があり、許容範囲を超えるとジェル状になったものは水に戻ってしまいます。
このポリマー、品質によって許容できる水の量にも違いがでてくる奥深い素材なんです。
後処理も仕方も想定しておこう
携帯トイレは、用意していても使ったことがない多い人は多いと思います。
では、使った後はどう処理すればいいかって、考えたことありますか?恥ずかしながら、私はありませんでした^^;
基本的には、袋に入れて中身が見えないようにした上で、各自治体のごみ処理方法に合わせて捨てます。ジェル状になった尿は、さらに水分を含めば水に戻るので、水道などが復旧すれば、中身だけトイレに捨てることもできますよ。
家族全員で試すべし
携帯トイレは、自分たちで試してみて使い勝手のよかったものを備えておくのがベスト。
一般的に販売されている携帯トイレの多くは「大人・子ども兼用」となっています。でも同じものを使ったとき、男性・女性・子どもそれぞれが上手に使えるとは限りません。
例えば子どもの場合、袋をあてて尿をすること自体、うまくできないことが多いといいます。ただでさえ精神的に不安定になる災害時などで、トイレがうまくできないと一層ストレスになってしまいますよね。
そんなお子さんのためには、携帯トイレではなく簡易トイレが便利です。
これはダンボールで組み立てられ、そこに座って用を足せるタイプ。便座に座るいつもの感覚で排泄ができるから楽チンです。
敬意トイレにはいろんな種類があるので、数を揃える前に実際に試してみて、いざというときでもスムーズに使えるものを用意するのがオススメですよ。
あると便利!携帯トイレの目隠し
災害が起こって断水しても、自宅のトイレで携帯トイレを使える場合はまだいいですよね。でも避難所や屋外といった、人目のあるところで使わなければならなくなったら、どうしたらいいんでしょうか?
そういうときは、ベンリーポンチョやベンリーテントといった、トイレの目隠しがあると安心です。ベンリーポンチョやベンリーテントは、基本的にどんな人が着用しても完全に目隠しできて、めくれる心配もない、誰でも安心して使えるよう開発されたものです。
目隠しはレインコートでもできるんじゃ・・・と思いがちですが、実は長さが足りない・横から見えるという問題があるんです。専用の目隠しは、災害時に役立つこと間違いなし!
防災グッズの備えとして携帯トイレを準備するとなると、家族4人で7日間分、1日5回と想定すると5✕4✕7で140個ほど必要となってきます。すごい数ですね。
だからこそ、一回使ってみてスムーズに使える携帯トイレを備えておくのがオススメなんです。