DIY豆知識:石膏ボードに棚を付ける時に
公開日:2016年11月30日
こんにちは、スタッフオオタです!
今回はDIYで巣作りをはじめたばっかり、もしくはこれから始めようとしている方に知ってそうで知らない豆知識をわかりやすくお伝えします。
今回のテーマは「石膏ボード」です。
実はマンションや戸建てでよく使われている石膏ボードですが、私もこの業界に入るまでは詳しくは知りませんでした。
早速石膏ボードについて学んでみましょう!
石膏ボードは、建物の壁材の一つ
石膏ボードは戸建てやマンションなどのさまざまな建物の壁材として使われています。
その材質は、学校で使われているチョークやグラウンドのライン引きを固めたものとイメージしていただければいいかと思います。
石膏ボードが建物の壁材として使われているメリットとしては
- とても火に強ので、木の板などに比べ火事などでも燃え広がりにくい。
- 火事があっても有毒なガスなどが発生しない。
- 音を通しにくいので静かな空間が作れる。
- カッターなどで切れ目を入れたらキレイに割れるので簡単に加工しやすい。
- 気温によって伸び縮みしたり、反ったりしにくく安定している。
その他色んな理由で建物の壁に向いているのでたくさんの建物で使われているます。
木材の柱に貼り付けられている
私も家を買う時、建築中のものを見学させていただきましたが、
このように柱を建てただけの骨組みみたいな状態でしたね。
これでは石膏ボードがわかりにくいので、弊社内にわかりやすい模型があります。
壁をくり抜いたか感じの模型です。
見ての通り、石膏ボードは「間柱(まばしら)」と呼ばれる木材の柱に貼り付けられているので、他の部分は断熱材は入っているものの、空洞のようになっています。
ビスや釘を打つと、すっぽり抜けてしまう
断面図
もしDIYで石膏ボードの壁に棚を取り付けたい、もしくはフックを取り付けたいという場合には、石膏ボードに穴があいてしまいます。
もしその穴が押しピンのような細い程度の穴であれば問題ないですが、釘やビスで付けたい場合には少し注意が必要です。
まず、石膏ボードが間柱と重なっているところにビスを打つと、ビスが石膏ボードを貫通した後に間柱に刺さるので、木材にしっかりビスが打ち込まれて頑丈に取り付けられます。
しかし、間柱ではなく空間にビスを打つ場合には、石膏ボードだけで打ち付ける重さを支える事になります。
石膏ボードは点の力に弱いので、チョークの粉のようにボロボロと崩れてしまいます。
そのうち穴が広がってしまい、ビスの太さよりも穴が大きくなって、ビスがすっぽり抜けてしまいます。
抜けないように「アンカー」を使う
ビスを石膏ボードに打つ場合には石膏ボード用の「アンカー」と呼ばれるものを使用しましょう!
これはビスとセットになった金属のものですがプラスチックのような樹脂のものなど、ホームセンターにいろんな種類が販売されています。
アンカーを使用すると、
ビスよりも大きい穴があきますが、裏側で石膏ボードとがっちり固定されますので、外れてくることはありません。
穴を開けたときは補修グッズで穴埋めを
いかがでしたか。
知ってると知らないとでは全然違いますね。今回の石膏ボードのポイントとしては
- 間柱のある位置にビスを打つととても頑丈
(とくに重量があるものを設置する場合はここを利用する) - 間柱のないところにビスを打つ場合には石膏ボード用のアンカーを利用しよう
ということです。
もし間違って穴をあけたり、穴が大きくなってしまった場合にも穴を埋める補修グッズなどもありますので、新しい壁に穴をあけるのは最初は勇気がいりますが、思い切って楽しみましょう!
あ、もちろん事前の準備はしっかりと(^o^)