高さ調整ができる段差スロープ「痛くないぞ」とは?
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段差に躓いて転倒しそうになったこと、ありませんか?
築年数が経った家ほど、よく見ると至るところに段差がありますよね。私も、築三十年以上経つ実家でボーっと歩いてたら段差で足の親指を強打し、悶絶したことが多々あります(-_-;)
家の段差をなくすなら「段差解消スロープ」
室内の段差をなくすには「段差解消スロープ」を設置するのが一般的です。
家の中に設置するタイプは、木製や樹脂製のものが多いですね。中には、ヒノキを使った高級なスロープもあります。
スロープの高さは、段差より少し小さくてもOK
「スロープの高さって、段差にピッタリ合うものを選ばないといけないんでしょ?」
いいえ、実はそうでもないんです。
室内に設置するスロープは、段差より1mm~4mm程度低いものを使っても問題なく段差を乗り越えることができます。実際に私たちは室内用スロープを十年ほど販売していて、お客様にもいつもそのようにご提案しています。
もちろん、ピッタリ合う方が見た目もいいのは間違いないです。ピッタリだとキレイですよね。
段差をあわせたい場合は、上部を切る
室内用のスロープと言えば10mm単位、5mm単位のものが多く「家の段差にピッタリ合うスロープがない」場合もありますよね。
「ピッタリ合わせたいから、段差より高めのスロープをカッターで切って使っても大丈夫かな?」
痛くないぞなら大丈夫です♪
痛くないぞは、やわらかい素材でできたスロープ。小さいサイズだと、曲げたりすることもできるくらい。かといって、フニャフニャ脆いわけでもないんです。
足で踏んでも問題ない硬さもありながら、カッターで切ることもできるので、家の段差の高さに合わせて調整ができます。
スタッフが試してみた【所要時間1時間】
そこで、実際に家の段差で試してみました。
【必要な道具】
- やわらか段差解消スロープ 痛くないぞ
- カッター
- マスキングテープ
- 床を拭く濡れ布巾
- クリアファイル(1枚)※無くてもOK
段差周りを掃除
すぐ外れてしまわないように、段差周辺を濡れ布巾でキレイに掃除します。拭いた場所はスロープをカットしている間に乾いたので、乾いた布巾は使いませんでした。
段差の幅に合わせて長さ調節
痛くないぞのいいところは、長さも調整できるところ♪
今回はドア枠付近に小さな出っ張りがあったので、この手前で切ることにしました。奥行きはピッタリ合わせたいですしね。ここで隙間を作ってしまうと、中にゴミが溜まってしまうんですよ^^;
カットはカッターを使いました。
カットする部分にペンで目印をつけて、その印にクリアファイルをあてがい、それに沿って切るだけ。クリアファイルは柔らかいので、今回のスロープのように立体的な物を切るのに便利です。
床まで切らないように気を付けましょうね。ダンボールやいらない雑誌でもいいので、下に何か敷いておくといいですよ。
裏面の両面テープで貼り付け
スロープの長さを幅に合わせてカットしたら、次は段差の上部分にマスキングテープを貼ります。
高さ調節するときに、段差部分に傷が付いてしまうのを防ぐためです。これで少々カッターの刃が当たってしまっても大丈夫。マスキングテープは100円ショップでも買えますよ。
その後は、スロープの裏面についている剥離紙を剥がして、段差部分に貼ります。先に貼っておくと、高さ調節するときにズレなくていいですよ。
魚をさばくイメージで上部を切る
あとは高さを段差に合わせていくだけ。
魚を捌くイメージで、少しずつカットして、カットした部分を指でつまみ、またカットして・・・とやるとスムーズです。
開始から一時間、ようやく完成!
写真で見ると、悪くない感じ。段差ピッタリのスロープができました♪
見た目はちょっと悪いけど、使用に支障なし
今回は反対側にも段差があったので、スロープは手前と奥で2個取り付けました。
スロープをキレイに平らにカットするのは、意外と難しかったです。カッターを何度も往復させたせいで、表面は少し波打ったようにギザギザしてしまいました。
でも効果はバッチリ♪
目を瞑って歩いても、この段差で躓くことはありませんでしたよ(*^^*)
カットに慣れない最初のうちは、表面が少しガタついてしまうことがありました。まぁ仕方ないかな。
あと開き戸の場合は、カットの断面がデコボコしているため、開閉時に少し引っかかる感覚がありました。少しだけ開きにくいですが、開け閉め自体はできるので許容範囲です。
表面のコーティングが失われてむき出しになるので、汚れがつきやすくなるかな?ポロポロしてこないかな?という懸念は残ります。
見た目は悪くなってしまうかもしれませんが、表面をマスキングテープとかで覆ってもよさそうですね。
いかがでしたか?
段差スロープは基本的に段差より1~4mmほど小さくても問題なく使えることを前提に、それでもピッタリ合わせたい、という人はぜひ痛くないぞで高さ調節を試してみてください。
ちなみに痛くないぞシリーズで最近発売になった、ロボット掃除機も乗り越えやすい「ゆるやか」タイプはもっと硬いので、この方法での高さ調節には向いていません。ご注意くださいね。